今日は、サーフボードのリペアです。
studio sickでは、こういった作業をメインにやっていこうとは考えてないんですが、たまたま希少なサーフボードが手に入ったので直してみようと思ったんですよね。
というのは、このサーフボード。
日本ではそこまで有名ではないかもですが、海外の多くのプロサーファーたちに信頼されているハワイの有名シェイパー「Erick Arakawa」の板だったんです。
今は売っているモデルじゃないけど新品だったらたぶん16万〜18万くらいじゃないかな。
僕は昔、サーフィンをかじっていたのでこれは直さない訳にはいかないなと心に火がついた訳でございます。ちなみに、3時間くらいで終わると思ったんですがほぼ丸一日掛っちゃいました。やってるうちにあそこもここもと気になってきちゃったんですよね。
サーフボードの状態
かなり使い込んだ板ですね。あちこち傷があってレジンを塗って上からアルミテープで補修されてました。元々乗ってた人はちゃんとサーフィンをやってた人というのは間違いないですね。
さて、リペア作業を開始しましょう。
全部剥がす
デッキパッドとアルミテープ、ワックスも全部剥がしちゃいます。
この作業が実は結構大変。
テープやステッカーの糊が綺麗にとれないから手で剥がしたあとにシンナーを馴染ませたウエスでひたすらシコシコ。ワックスも古いからヘラで取るんですが、サーフボードって使い込むうちに滑らからさがなくなるので凹みのところを取るのは一苦労です。
リペア作業
1.マスキング
要補修箇所にマスキングテープを貼り付ける。
2.ソーラーレジン
レジンを塗ってヘラでなるべく平にして硬化するのを待つ。
3.サンディング
レジンを塗ったところがボコボコにならない様に耐水ペーパーでシコシコする。
ついでに、サンダーを使ってサーフボード全体を滑らかにする。
ざっくりリペア作業の流れはこんな感じです。
実はリペアしながらあちこち気になってきちゃって2〜3を何回も繰り返すみたいな感じになってしまいました。午前中から始めたのに気づいたら夕方みたいな...。
リペア完了
どうでしょう?
なかなか綺麗になったのではないでしょうか。
年季が入っている板なのでペコペコや変色はありますが、我ながら悪くない出来だと思います。
見た感じは、初心者から~中級者くらいの方が乗れそうなサーフボードです。
HIC(エイチアイシー)ERICK ARAKAWA
■Length[全長]:6’2(188cm)
■Width[最大幅]:18 1/2(46.99cm)
■Thickness[最大厚]:2 1/4(5.72cm)
普通に乗るのはもちろん、希少な板なのでオブジェ的に飾っていただいても良いかなと思ったりもしています。こちらは、studio sickで販売しますので大事に使っていただけたら嬉しいです。
それでは、また!
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